U-NEXTで見ることができるおすすめアニメを紹介していきます。
U-NEXTは31日間無料トライアルがあるので、その期間にお試しで見ることも可能です。
今回紹介する作品は『蟲師』です。
作品の雰囲気が落ち着いているため、とくに大人におすすめの作品です。
原作 漆原友紀
第一期
話数 全20+6話
放送期間 2005~2006年
特別編「日蝕む翳 」
話数 全1話
放送期間 2014年
蟲師続章
話数 全10話(第1クール)+1話(特別編)+10話(第2クール)
放送期間 2014年
特別編「鈴の雫」「棘のみち」
劇場上映 2015年
蟲師の美しい作画はCGを使わずに原作の雰囲気に忠実に作られています。
※ 上記は蟲師続章のBlu-ray&DVD第一巻のロングPVです。
上記の動画を見て頂くとわかると思いますが、作画とくに背景の風景描写が非常に美しいです。
温かみがある自然描写の中に、物語の雰囲気も相まって幻想的かつ哀愁が漂っています。
蟲の描写も精霊や幽霊のように普通の人には見えないもの、生命よりも命の源流に近い存在として神秘的に描かれています。
そのため他のアニメとは毛色の違った雰囲気があります。
人間の不安を煽る音楽、蟲の神秘性を表現する音楽、心情の僅かな変化を表す音楽と映像だけでは表現することの出来ない些細な変化を音楽で表しています。
なんの変哲もない風景映像でも音楽の効果によって、その意味合いが変わってきます。
蟲師の音楽は些細な変化を表すという点において、非常に重要であると言えます。
ちなみに上記のYouTubeを聞いてもらえればお分かりのように、日常で気分転換に聞くにもおすすめです。
蟲師の世界は蟲という架空の存在がいる世界であり、時代設定は原作者の言及で「鎖国を続けた日本」もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」です。
蟲という存在については第1話冒頭で以下のように語られています。
下等で奇怪。見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。
それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて「蟲」と呼んだ。
- 蟲⇒生命の原生体である動物でも植物でもない存在。精霊や妖怪の怪異など通常人間には見えないもの。
- 蟲師⇒蟲に関する知識を生かして生業にするもの。蟲が起こす事象の研究者でありまた蟲専門の医者のような存在。
主人公であるギンコは蟲師であり本来の名はヨキ。
幼い頃に蟲が原因で白髪緑目になり、左目と記憶を失っています。
蟲を呼び寄せる体質のため1つの場所に長く留まることができず、蟲煙草(蟲避け)を常にくわえて旅をしています。
蟲と共存したいというタイプの蟲師であり、物語中でもむやみの蟲を殺す描写は少ないです。
先ほど時代背景について書きましたが、ギンコは洋装が多いことに対して訪れる村の人々は和装ばかりです。
海外の影響を受けていないため洋装が少ないのでしょう。
基本的に1話完結で物語が進みます。
そのため登場人物も主人公であるギンコと少数の人間以外は、毎回登場人物が異なります。
そのため各話ごとに異なる登場人物の人生と蟲との関わり合いが、重厚にかつ内容濃く描かれています。
各話完結で語られる物語は静かで落ち着いており、非常にシックな雰囲気にまとめられているので1話観賞しただけでもどっしりとした満足感を得ることが出来ます。
また1話完結のためあまり時間がないときでも、観賞しやすい作品です。
蟲師は全体的にノスタルジーかつ落ち着いた雰囲気なので、是非大人に見てほしいアニメです。
紹介してきたおすすめポイント以外にも実際に観賞して頂くと、クオリティの高さと物語の重厚感に引き込まれると思います。
1話完結形式で短時間で観賞できるので、週末に1~2話ずつ観賞することもできます。
冒頭でも書きましたがU-NEXTは31日間無料トライアルがあるので、その期間にお試しで見ることも可能です。
U-NEXTのリンクを以下に貼っておくので、興味がでた方は是非視聴してみて下さい。
蟲師は実写映画化されています。
監督:大友克洋
主演:オダギリジョー
劇場上映:2007年
実写映画は原作を基にしていますが、一部キャラクターの性別変更や生活空間に電気が通っている描写があるなど原作と異なっている部分があります。
ですのでアニメを見て興味がでた方は、観賞して原作との違いを楽しんでみてはどうでしょうか?