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今回紹介するアニメは『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』です。
原作:創通、フィールズ
シリーズ構成:吉田玲子
放送期間:2013年/2016年(特別編)
話数:全24話/特別編1話
キャッチコピーは「ザンネンだっていいじゃない」

■あらすじ■
地球歴2110年。宇宙進出を果たした人類は謎の勢力「
ウルガル」の襲来を受け、地球は滅亡の危機に陥っていた。
これに対抗すべく全
地球防衛軍「GDF]は遺伝子操作により戦闘に特化した人種を作り出すという「MJP計画」によって少年少女達を生み出した。
MJP計画養成機関の生徒であるイズル、アサギ、ケイ、タマキ、スルガの5人で編成された「チームラビッツ」。
個々の能力は非常に高いのだがチームワークが悪いため、訓練成績も悪く落ちこぼれの集まりで「ザンネン5」とも呼ばれていた。
しかし突然最新鋭の戦闘デ
バイス「AHSMB(アッシュ)」への搭乗を命じられ、GDFの対
ウルガルの切り札として前線に身を投じていく。
ではその魅了溢れるキャ
ラクター達を紹介していきます。
ヒタチ・イズル
チームラビッツのリーダーで、レッド5の
パイロット。集中力に秀でている。
「ザンネンリーダー」の異名を持つ。
ポジティブで前向きな行動をとるが、考える前に動くことが多い。
漫画を描くことを趣味としているが、絵内容ともに下手である。
入寮した際に部屋で見つけた「月刊ヒーローズ」の影響もあり、ヒーローになることを夢見ている。
アサギ・トシカズ
チームラビッツの
フォワードで、ブルー1の
パイロット。優れた操縦技術と知識を併せ持つ。
「ザンネンイケメン」の異名を持つ。
パイロットとしての能力は非常に高いが、精神面が脆く本来の能力を発揮できずにいる。
緊張に弱いため常に胃薬が手放せない。
クギミヤ・ケイ
聴力と空間把握能力を持ち、通常レーダーでは感知できない特殊電波をキャッチできる。
「ザンネンパティシエ」の異名を持つ。
チーム内では比較的冷静だが、噛み合わないメンバーの中で冷静になりきれない時もある。
お菓子作りが趣味ではあるが砂糖100%の味付けかつ、色彩が鮮やか過ぎるため不評。
また細身のスタイルだが本人はバストがないことを気にしている。
イリエ・タマキ
チームラビッツのブースターで、ローズ3の
パイロット。
Gに対する耐性に優れており、動体視力が良くスピード狂。
機体の特性を生かした一撃離脱で敵を攪乱する戦法が得意。
「天然系恋愛ザンネン」の異名を持つ。
あまり細かいことを考えず本能で動いているため、非常に惚れやすくイケメンを見ると手当たり次第に告白するが、段階を経ることなくいきなり告白するので成功したことはない。
「だ」が「ら」になってしまう舌足らずな話し方をする。
好物は白米と塩辛。
スルガ・アタル
チームラビッツのガンナーで、ゴールド4の
パイロット。
遠距離射撃が得意であり、後方からの的確な砲撃支援で前衛を援護する。
「おしゃべりザンネンスナイパー」の異名を持つ。
一部の記憶力が非常に優れている。
重度のミリタリーオタクのため兵器の詳細なスペックや具体的な能力に詳しいが、うんちくを語りだすと止まらなくなる。
クロキ・アンジュ
途中からチームラビッツに加入する6人目で、ブラック6の
パイロット。
イズル達5人の特性を1人で併せ持っている。
「人格ザンネンルーキー」の異名を持つ。
中性的な外見で性別は不明。普段は大人しいがアッシュに搭乗し戦闘を行うと性格が豹変し、攻撃的になり敵味方問わず罵詈雑言を吐きまくる。
シモン・ガトゥ
MJPの司令官。階級は大佐。
アッシュの基本システムであるジュリアシステムの他、戦闘デ
バイスと母艦の開発や専用
パイロットの育成にも関わっている。
過去の事件により重症を負ったため、金属製のゴーグル(補助装置)と杖が手放せない。
MJP機関に自らのDNAを提供し、その遺伝子で作られたイズルとアサギの遺伝子上の「父親」でもある。
スズカゼ・リン
MJP機関特殊宇宙戦闘大隊第十二作戦中隊所属。戦闘艦ゴディニオン艦長。階級は少佐。
MJP機関の
パイロット養成学校時代のチームラビッツの担当教官であり、チームラビッツの
飛び級卒業及び実戦配備に伴い専用戦闘艦ゴディニオンの艦長に転属となった。
チームラビッツには親心を抱いており、色々と面倒をみている。
棒付きキャンディーを常備しており、チームラビッツに労いとして与えるほか自身がストレスを感じたときに舐めることが多い。
同期で幼馴染の西園寺レ
イカからは「リンリン」と呼ばれている。
お酒に酔うと泣き上戸になる。
MJP機関特殊宇宙戦闘大隊第十二作戦中隊所属。戦闘艦ゴディニオン第三
分隊機械科所属。ゴディニオンの整備士長。階級は大尉。
作業着の胸元を開けて巨乳をはだけた服装をしている。
酒豪かつ男勝りな性格をしているが、要所要所で女性らしい細やかな気遣いをみせる。
女性なのだが部下たちからは「
おやっさん」と呼ばれている。
製薬会社「西園寺製薬」(アサギの服用している胃薬の製造元兼MJPのスポンサーの1つ)の跡取り娘。
スズカゼ・リンとは同期で幼馴染。
テオーリア
皇女でありジアートの妹。
彼女と母は「狩り」に関して反対派であり母からの密命を受けて地球に亡命し、
ウルガルの侵攻作戦やアッシュの基礎技術をもたらした。
記憶を消される前のイズルとは親しい中であった。
シモン同様に自身のDNAをMJP機関に提出しており、彼女のDNAはイズルに使用されたため遺伝子上ではイズルの「母親」にあたる。
ジアート
皇帝であるガルキエの腹違いの弟であり、テオーリアの兄。
好戦的な性格で本能に忠実であり狩りに勤しんでいる。
ただし戦闘狂というわけではなく、狩りには一種の哲学を持っている。
自身に唯一傷をつけたレッド5を獲物として付け狙い執着している。
キャラクターの個性がこの作品の最大の魅了ではありますが、同時にクセが強すぎるのでキャラの強すぎる個性に関しては賛否両論あると思います。
キャラ同志の会話シーンが内容ともに面白く
宇宙戦争で血なまぐさい命のやり取りをしているわりには全体的に比較的明るいノリなので、軽い感じで見られる反面重厚感という面では薄く感じてしまうかもしれません。
(例えば戦闘中のシリアスなシーンでもキャラの個性が強すぎるため、頑張っていてもどこかコメディ要素が入ってしまうところなど)
また遺伝子操作され戦争のために生み出され記憶を消去されているわりには主人公たちが大して気にしていない点も、キャラの個性が魅力の1つである今作においては好き嫌いが分かれるかもしれません。
とは言っても私は個性が強すぎるキャラ達のやり取りが最大の魅力だと考えています。
ある意味「変人」レベルの主人公たちの会話や行動を楽しめれば、非常に面白い作品だと思います。
2.機体デザインが役割ごとに差別化されている
デザインも被ることなくカッコ良いです。
以下ではチームラビッツの搭乗機体を紹介していきます。
◆そもそもアッシュとは?◆
・AHSMB=「Advanced-High-Standard-Multipurpose-BattleDevice(新世代高規格汎用戦闘デ
バイス)の通称。
亡命者であるテオーリアによってもたらされた
ウルガル機の基本技術を、地球人向けに改良を行い生み出した次世代汎用戦闘デ
バイス。ジュリアシステムを搭載した機体。
◆ジュリアシステムとは?◆
・MJPが開発したシステム。
名称は開発者のジュリア・ツダ博士に由来する。
アッシュに始めて搭載されたシステムで機体AIに搭乗者のDNAを登録し、登録された搭乗者とシステムが繋がることで真価が発揮される。
搭乗者の生存防衛本能とリンクしており、アッシュの性能を上昇させる。
レッド5/ヒタチ・イズル専用機
指揮汎用型。
汎用戦闘型ブルー1をベースに指揮技能を強化したリーダー用機体。
パープル2と連携した指揮管制が可能。
ベースのブルー1と比べて大幅に
武装のバリエーションが増加され、あらゆる戦況に対応可能になっている。
レッド5はセーフ
ティー機能を限界まで高めることをコンセプトに開発され、他のアッシュとは異なる独自の自己防衛本能が組み込まれている。

ブルー1/アサギ・トシカズ専用機
汎用全戦域対応型。
前衛用で近接及び中距離戦に適しており、パイロットであるアサギの好みに合わせて近中距離での格闘戦を重視したセッティングをしている。
アッシュのプロトタイプであるライノスを元にコアモジュール構造を組み込んだアッシュの基本型。

ローズ3/イリエ・タマキ専用機
高機動遊撃型。
ブルー1をベースに艦艇用の動力部をブースターとして搭載している。
それにより惑星間高速艦を上回る加速を可能にした。
更に多重高加速偏向推進器と重力抑制機により20Gオーバーの加速ができる。
ただ近接格闘戦能力はほぼ皆無。

パープル2/クギミヤ・ケイ専用機
広域戦術警戒管制型。
ブルー1をベースにしているが腕部と腹部はオミットされている。
アッシュ全機、ゴディニオン、偵察衛星とリンクして情報を一元化し敵の可能行動を算出し最適な行動パターンを指示することができる。
高出力のセンサー類と多くの電子機器を装備しており、主計算機及び予備の計算機を持つため最大10機のアッシュの計算を肩代わり可能。
警戒管制に特化タイプなため、戦闘能力は低く自衛程度しかない。

ゴールド4/スルガ・アタル専用機
超遠距離支援砲撃型。
ブルー1をベースにコアとアサルトイェーガーとのリンケージ機能を排して、砲撃用と砲撃管制装置用の動力として副機を二基追加している。
右腕全体が換装可能な射撃兵器となっていて、また頭部そのものが高度な砲撃用センサーになっている。
射撃の際には頭部が右肩に移動する。
近距離能力格闘戦能力ははば皆無。

全てのアッシュのベースはブルー1ですがそこから各機体ごとに、役割と性能・パイロットの特徴・デザイン等がしっかりと差別化されておりそれぞれの役割がはっきりしているところが見所です。
各機体の役割がはっきりしているため戦闘ごとに毎回作戦を練っているところや、戦闘時にきちんと連携して敵と戦っているシーンは現実的で「戦いってこういうものだよね」と改めて認識させられます。
たった1人のエースが1対多数の戦闘で敵を圧倒する展開は熱いしロマンがありますが、戦争においては現実的ではありません。
エース1人で戦況が簡単に変わるのならそもそも戦争になってないと個人的に思うので、その意味では『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』は敵側(ウルガル)が強く、ピンチな場面が多いので戦争という面では現実的だし見ごたえがあります。
ザンネン5達は強いですが敵の幹部クラスに対しては全機で束になっても苦戦します。
奥の手である「覚醒モード」も簡単に使用できるものではなく、さらに使うにあたりデメリットがしっかりと存在します。
結論を言えば『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』は、敵との戦闘難易度とバランスが現実的であると言えます。
ちなみにウルガルの機動兵器は地球側の機械タイプとは異なり、生物的な外見をしています。
しかも一定以上の攻撃を受けると膨らんで爆発します。
また操縦桿による操縦ではなく、パイロットが念じるとその通り動くシステムです。
ここでは紹介していませんが気になる方は是非、自分の目で確かめてみて下さい。
3.美麗なCGで描かれる迫力の戦闘シーン
美麗なCGで描かれる戦闘シーンがとにかく素晴らしいです。
戦闘シーンの使い回しも少ないですしアッシュの
武装やギミック、機体の破損など細かい箇所も見事にCGで表現しています。
シーンによってはアッシュの動きが速過ぎて、何をしているかわからないシーンもあります。
CGでここまでの動きができるのかと感動する一方で、「制作者の方々はかなり大変だったろうな・・・」という感慨にも浸ってしまうレベルです。
以下の動画は私のおすすめの戦闘シーンです。
脚本:宍戸義孝、吉田玲子
封切日:2016年11月4日
■あらすじ■
TV版の最
終戦闘後、ヒタチ・イズルは強敵との戦いに勝利するが重傷を負い昏睡状態になってしまう。
MJPの仲間やチームラビッツ達がイズルの回復を祈るが、イズルの意識は戻らない。
そんな中
ウルガルの皇族の遺伝子を持つディオルナが、残存部隊を率いて地球へと進行してくる。
イズルの意識が戻らぬ中、チームラビッツはアッシュに乗り出撃する。
TV版の後日談(?)といえばそうなのですがやっぱりそこは『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』、相変わらずの濃いキャラ同士のシリアスなシーンであっても笑えるやり取りにCGによる美麗なアッシュの戦闘シーンは健在です。
とくにTV版ではレッド5のみ覚醒状態になっていましたが、劇場版ではチームラビッツ全機が覚醒するという熱い展開。
個人的にはブルー1の覚醒時の殺陣が最高にカッコイイと感じました。
覚醒時の金色の帯が高速戦闘での空の青色と雲の白色に良く映えています。
戦闘以外で一番の見所は意識不明のイズルに対しての仲間たちの優しさです(笑)
医療用カプセルが棺桶のようになっているのは仲間達の優しさなのですが、不謹慎にも笑ってしまいます。

さらにイズルが意識不明の状態から目覚める経緯も「やっぱりマジェスティックプリンスだな~」と笑ってしまいました。
まさかケイの手作りケーキを置いただけで覚醒するとは・・・

上記の描写の後でイズルが目覚めるのですが、そのシーンは是非自分の目で確かめて下さい。最高に笑えますよ。
TV版を全部見た方はとくに後日談が気になると思いますので、こちらもU-NEXTで見られるので是非見て下さい。
まとめ
1.個性豊かなキャラクター2.機体デザインが役割ごとに差別化されている3.美麗なCGで描かれる迫力の戦闘シーン4.劇場版マジェスティックプリンス~覚醒の遺伝子~
上記のおすすめポイントを軸に話を進めてきましたが、もちろん上記以外にも見所は色々とあります。
ただ魅力の1つである
「個性豊かなキャラクター」という要素が気になる方は、終盤まで気になり続けるかもしれません。
キャラが濃すぎるということは、はっきりと好き嫌いがわかれる要因になると思います。
ですが上記で紹介したようにキャラ以外にも魅力が多数ある作品なので、キャラが合わないと感じた方も食わず嫌いせずに是非見て頂きたいです。
ただ個人的に若干残念だったのが色々なことに対する説明不足と伏線が未回収のまま終わってしまったことです。
できれば全部スッキリさせたうえで終わって欲しかったです。
冒頭で紹介したようにU-NEXTは31日間無料トライアルがあるので、その期間にお試しで見ることも可能なので是非見て下さい。
